青春でした。

今日7/13ハイキューは来週最終回を迎える。

とてもとても長い8年半の物語が幕を下ろす。

 

私が週刊少年ジャンプを読み始めたのは小学校4年生で叔父が読んでいるのをこっそり借りて盗み見た。ONE PIECE、トリコ、スケットダンス、はじめての少年誌はとても刺激的で魅力的で10歳から20歳になった今まで10年間欠かさず毎週読み続けている。

 

そんな中ハイキューというバレー漫画が始まった。小学6年生になろうかという時期だった。その当時はこの漫画おもろいじゃん!としか思わなかった。好きなキャラクターは西谷夕。背が小さいのに心はでっかくて男らしい、ときめいた。私は身長が低いことをコンプレックスに思っている男前な男が好きだった。

 

中学に入ってスマホを手に入れてどんどんオタク化が進んでいき腐女子にもなり声優さんにも詳しくなった。中学2年生、ハイキューがアニメになった。田舎の地元でもアニメが放送される!とても嬉しく思い友達にメールで実況をして大変迷惑がられたのを今でも覚えている。私はある話が楽しみだった。それは西谷夕の初登場回。なんと言っても声優が岡本信彦さんなのだ!!!!漫画を読んでいる時に無意識にキャラの声が決まっていることがあると思う。その声と岡本さんの声が全く一緒だったのである。

のやっさんが影山のサーブをレシーブする登場シーンを見たすぐ後にハイキューの既刊を買いに行った。当時は12巻が丁度発売した頃だと思う。

買ってきたコミックスを読む。ああなんてのやっさんはかっこいいんだろう。もう一巡する。すると何かがおかしい、なんだこの違和感は。心に不思議な感情が溢れ出てくる。そう、それが私と革命児赤葦との出会いでした。

 

上記の通り私は低身長で男前なキャラが好きでこだわりでした。なのに赤葦くんは身長は低くないし寧ろ高い、男前というよりは淡白な印象を抱いた。おかしいな、いつもの傾向だと好きにならないのに…そう思いながらも赤葦くんに強く惹かれていきました。 おかしい!と思いながらも再度一巡。

 

すると今度は及川徹のかっこよさに気づいたのです。

 

これが赤葦が起こした「革命」

低身長以外のキャラクターには魅力を感じたことのなかった私。それは低身長キャラが好きすぎて高身長というだけでフィルタリングされていたからだ。赤葦はそのフィルターを外し、高身長の良さを覚えさせてくれたのです。すごいかっこいい赤葦…そしてすごいかっこいい及川さん。内面のかっこよさに気づけるようになったのです。私はたちまちに及川さんのファンになりました。及川さんのポスターを買った。及川さんのグッズを買った。及川さんの薄い本も買った。

 

ハイキューはずっと好きだった。正確にいうとずっと読んでいた。当たり前のように存在してた。中3高1高2とどんどん月日を重ねるたびに好きになるアニメや漫画も増えた。だけどいつも頭の中にドン!といるのはハイキューだった。

 

中3の時に合唱祭である歌を歌った。歌詞を噛みしめながらめちゃくちゃ及川さんのテーマソングじゃん、と泣きそうになった。

高1の合唱祭は兎赤のテーマソングだと友人と2人で騒いだ。

高2にオタク活動は一旦ストップされた。学校のことで忙しくなりオタク活動に割ける時間がなくなった。だけどハイキューはちゃんといた。毎日絵を描いていた。

高3になってソシャゲを始めてみた。私にはソシャゲ合わなかった。漫画のように自分のペースでゆっくり満喫できるものが合ってるんだなと認識できた。

大学1年生になってバイトも始め金銭的に今までできなかったことをしよう!といろんなことをしてみた。液タブを買って絵を真剣に描き始めた。及川さんの色だといいネイルを買った。及川さんの色の毛糸を見つけ編み物を夏に始めた。フィギュアも欲しかったものは全部手に入れた。舞台ハイキューのライブビューイングも行き、最強のチャレンジャーの遠征にも行こうと思っていた。

 

 

ああハイキュー、私の青春。

8年半全てを見てきた。そして青春の約6年を注ぎ、これからも愛していくハイキュー。

 

ずっと終わらないで欲しいと思っていた。私にまだ夢を見させて欲しいと。終わらない夢をずっと…

 

でも始まりがあれば終わりもある。いつかは来ると思っていた終わり。ゆっくりゆっくり最高のフィナーレを見せてくれた古舘春一先生に感謝を。終わらないでをありがとうに変えてくれた今週話。受け入れるにはきっとまだ時間はかかると思うが最高の漫画の最終回までずっと読み続けれたこの8年半を誇りに思うし忘れることはない。

 

来る7/20、及川さんの誕生日。そして新しいハイキューの記念日。

誕生日の日に「コートを制す」という横断幕を背負い登場するであろう及川徹から目を離さずに真摯に最終回と向き合いたい。